世界大会の視察を終えて。


こんにちは。小林です。


先日のパリでの視察研修を終えひと段落した感じです。


少し落ち着いてきたので今回は大会の視察で率直に思ったことを書きたいと思います。




今まで二年に一回開催されていた世界大会の開催が今大会から一年に一回ペースでの開催になりました。



その為か今までの世界大会より出場国も少なく、そして技術の仕上がっていない国が多かったです。



僕が出場していた2014年の大会の時は出場国も今大会より多く、


更にどの国も世界大会に向けて調整してきているので、たくさんのデザインがあり,

そして完成度の高いものばかりでした。



今大会で入賞した作品は、仕上がりが本当に美しく綺麗なものもありました。しかし、正直何故これが賞を取れたのかわからないような出来の作品もありました。



もともとの作品自体はすごく綺麗で、美しく仕上げる技術はあるのに何故か毛先がバッサバサになってたり、頭皮から引き出した時のパネルの根元がぐっちゃぐちゃになってたり…そんな作品もありました。



今大会からウィッグのベースのカットの規定やカラーの規定も新たに加わったのでデザインの自由度が減ったのはわかりますが、


それでも作品の仕上げのクオリティはもう少し上げることが出来たのではないかと思う作品が多くありました。




しかし素晴らしい作品があったのも事実です。



もしかすると今回の世界大会は来年行われる世界大会の調整のつもりで出場している国もあったのかもしれません。




今大会の最後に「次回大会の開催は2018年 パリで行われます」と言っていました。



ただこれはまだ未確定らしいのでどうなるかわかりません。



しかし次回の開催も1年後ということで、それが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、



次回も素晴らしい作品と出会えることを楽しみにしています。